「天使の拍手が聞こえる街」1991.8.6-7 旗揚げ公演
主催:TBS 青山スパイラルホール 3回公演

20XX年。
度重なる地震と異常気象によって日本の地形は大きく変わり、交通網は破壊され、東京湾の水位の上昇とともに東京の半分以上は海と化していた。子供達は、ダイビングをして海(水没した東京)の冒険に出かけるか、ベイサイドとなった南青山を駆け抜けるロードレースに夢中だった。そんなある日、ロードレースチーム“フライングシューズ”に所属するユキは、今度のレースの出場選考会を前に、タイムが伸びず不安な日々を過ごしていた。フライングシューズのメンバーが集まるバナナムーン(カフェテラス)では、謎の少女レイコがメンバーの未来を予知し、それを知ったメンバーは、夢や希望、ヤル気さえも失いかけていた。その頃ユキは、未来からやって来たという少年、ジュンに出会い、レイコを一緒に捜し始めるのだった。けがをしてしまったジュンのかわりにレイコを捜しに出かけたユキは、得意げに未来を予知するレイコと、未来を知ったことで夢や希望を失った、まるで無気力なチームメイトに出くわすのだが…。失った夢や未来への希望を、必死に取り戻そうとする少女たちの物語。

※追加公演「天使の拍手が聞こえる街」 1991.11.23-24
  主催:TBS 青山スパイラルホール 3回公演